英雄豪傑があまたの如く出てくる
三国志threekingdomsの中で
どうしても納得がいかない武将とは?
三国志threekingdomsで納得のいかない武将とは!?
途中まで見ているとさほど感じなかったのですが、
曹操軍の中で私の好きな武将があまり出てこなかったのです。
ですがそのうち重要な人物として出てくるだろうと思っていたのですが
ほぼほぼ出てきません。
そのもっと出て来て欲しい、
いや出てこないとおかしいと思って武将は
曹操の参謀「郭嘉」です。
軍師郭嘉の存在
三国志正史の方では才能はあるが徳がなかったと書かれてあるみたいですが、
演義の方では曹操の軍師として大活躍しているあの郭嘉です。
あの曹操をして「自分の気持ちを理解できるのは郭嘉だけだ」と言わしめた智謀の士。
曹操の幕僚の中で荀彧や荀攸などは参謀として進言し、
曹操軍を勝利に導いたりして活躍するのですが郭嘉はほぼ見かけません。
官途の戦いへの決断の際
せめてあの有名なシーンは出てくるだろうと思って見ていました。
それは曹操が北方の雄袁紹と決戦するかどうか悩んでいる時の
「我が君には10の勝ちがあり袁紹には10の負けがある」と言って
曹操に決戦を決断させた有名なシーンです。
郭嘉は「公には十の勝因があり、袁公には十の敗因があります。
それは道・義・治・度・謀・徳・仁・明・文・武でございます」と言った。
それは即ち、
「道」においては面倒な礼・作法に縛られる袁より自然体である曹が優れており、
「義」においては天子に逆する袁より奉戴を目指す曹が優れており、
「治」においては寛(締りの無さ)を以て寛を救おうとする袁より厳しい曹が優れており、
「度」においては猜疑心と血縁で人を用いる袁より才能を重んじる曹が優れており、
「謀」においては謀議ばかりして実行しない袁より曹が優れており、
「徳」においては上辺を飾る人々が集まる袁より栄達と大義を目指す曹のほうが優れており、
「仁」においては目に触れぬ惨状を考慮出来ぬ袁より曹が優れており、
「明」においては讒言が蔓延る袁より曹が優れており、
「文」においては信賞必罰な曹が袁より優れており、また、
「武」においては虚勢と数を頼みにする袁より要点と用兵を頼みにする曹が優れているのである
出典:Wikipedia
何とこのシーンが
荀彧になっているのです!
確かに荀彧は内政において曹操が信頼していたので
登場回数が多いのも当然ですし
困った時の相談相手でよく出てきます。
ですが、
この10の勝ちと10の負けの説得シーンは郭嘉でこそなのです。
この官途の戦いの前の兵力では
袁紹の方が曹操よりも倍以上あったのです。
恐らく荀彧であれば交戦しようと進言しなかったでしょう。
数で負けている曹操が何故決戦に踏み切り勝利を勝ち取ったのかという点で
郭嘉の存在は無視できないのです。
赤壁の戦いにおいての郭嘉の存在
この官途の戦いでの袁紹を破って大勝利した後
曹操は勢力を拡大していきますが
有名な赤壁の戦いで大敗北してしまいます。
その時の曹操の言葉は「奉孝(郭嘉)がいればこんな負け戦にはならなかった」
と周りにこぼしたとか・・・
赤壁の戦い時には郭嘉は病で亡くなっていたので参戦していなかったのです。
それを惜しむ曹操の悔しさがにじみ出ていますね。
まとめ
曹操軍の中でも大事な存在の郭嘉が
三国志threekingdomsではさほど大きく扱われていません。
むしろ内政外交軍事において荀彧が大活躍しています。
正史においてあまり郭嘉は性格的によく書かれていないために
曹操躍進の立役者である荀彧にすりかえられて
荀彧の補佐の才を引き立たせる事になっていました。
ですがその荀彧も
曹操が王の位を貰う時には
漢王朝のしきたりや臣下としての立場を超えてしまうと反対します。
そして反対したことによって干されてしまい挙句の果てに
病気で伏せている荀彧に曹操が送った「空の箱」に
お前はもう何もない用なしだという意味と読んで自決したとなっています。
どうせなら内政は荀彧
外交や軍事は郭嘉と分けてもっと活躍させてあげても良かったのではないかと思いました。