海苔は日本の食卓に当然のようにある食べ物なので
値上がりして食べられないなんて考えたくない!
もし海苔が値上がりして高くなれば庶民の味方の回転寿司も
高くなって行きづらくなってしまいますよね?
またコンビニのおにぎりも値上げしてしまうのでしょうか?
目次
なんで海苔が不作なの?原因は?
いろんな原因はあると思いますが、
その中でも海水の温度が上昇していて海苔が繁殖する10度から20度の温度帯にまで
海水の温度が下がってこない日が多くなり海苔の取れる量が年々減少しているとの事。
地球温暖化による海水の温度の上昇が日本の食卓の身近な存在である海苔にも
影響が出てくるようになったのです。
海苔はどのくらい作ってるの?どのくらい必要なの?
海苔の生産量は2008年には約90億9千万枚で値段は1枚あたり8円80銭、
今年の2019年の予測される生産量は
約64億枚で1枚当たりの値段は約13円前後の見込みとなり、
生産量は落ちて単価が上がっているという状況がここ何年も続いているそうです。
また予想される海苔の生産量が約64億枚という事なのですが、
国内で消費される海苔は約80億枚なのでかなりの枚数の海苔が足りなくなります。
海苔の生産量はどこが多いの?
国内で生産される半分以上の海苔は九州の有明海産になります。
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海苔は海だけではなく川でもとれる?
海だけではなく川からもとれます。
川海苔として天ぷらや佃煮にしたりお味噌汁に入れたりして食べるのが一般的です。
また料亭などで酢の物などとして出てくる高級品の水前寺のりは川海苔です。
川海苔の生産量はどこが多いの?
川海苔のほとんどが高知県の四万十川産になります。
アオノリのアオサノリは一緒なの?違うの?
アオノリとアオサノリは別物です。
「青のり」と言われているのが「アオノリ」になります。
「アオサ」と言われているのが「アオサノリ」になり
値段が10倍近く違うものがあるので全くの別物と認識しましょう。
- アオノリ・・・「青のり」高級品
- アオサノリ・・「アオサ」庶民的
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海苔が足りなくなると回転寿司やコンビニのおにぎりが値上げする?
約80億枚という国内の海苔消費量ですが、
なんとその7割くらいがコンビニのおにぎりに使われる海苔なのです。
もしこのまま海苔の生産量が減っていき単価が上がるようであれば、
当然コンビニのおにぎりも値段を上げざるを得ない状況になるでしょう。
同様に低価格でお寿司を提供してくれている回転寿司も
海苔の価格が上がると値上げの検討に入るでしょう。
近年大量廃棄で問題になっている恵方巻にも海苔は使われているので
価格に影響が出てもおかしくないかもしれません。
回転寿司やコンビニのおにぎりが値上げするとすればいつ?
生産量は減り続けて1枚当たりの値段は高くなり続けている状況としては、
海苔を使ったものは必然的に値上げせざるを得ないかと思います。
しかし何かのきっかけがないと値上げしづらいと思いますので、
もし直近で回転寿司やコンビニのおにぎりの値上げがあるとすれば、
消費税の増税が予定されている10月かもしれません。
増税を機に各社一斉に海苔に関する商品の価格を上げてくるのが
消費者にとってもやむを得ないと思わせるタイミングになるでしょう。
まとめ
海苔がとれなくなってきているというのは身近では話に出てこないので
そんなに深刻な生産量不足になっているとは思いませんでした。
また地球温暖化も海苔の生産量に影響するほどとは思いませんでした。
10月の消費税の増税にどれだけの物が値上がりするかはわかりませんが、
少なくとも海苔も値上がりするものとして想定しておかないといけないですね。