花屋のさぼてんのコーナーにたまに見かける
カラフルなさぼてんがありますが、
その中でも気になった「赤いさぼてん」
この赤い色は元々なのでしょうか？
成長は３倍なのでしょうか？
赤いサボテンってあるの？
自然に生息しているさぼてんで
花が赤いとか
病気や突然変異で
赤くなっているとかではないのであれば、
元々赤いさぼてんというはありません。
当然ながら
成長速度が３倍ということもありません＾＾；
あえて赤いというのであれば、
- 接ぎ木をしてサボテンの上で生育する緋牡丹サボテンは赤い
- マミラリア（明日香姫）のトゲに着色して赤くする
花屋で見かける赤い色をしているさぼてんの多くは
どちらかのパターンでしょう。
赤いさぼてん緋牡丹とは？
一般的によくみるさぼてんの上に
ちょっと不自然に乗っかっている
もうひとつのカラフルなさぼてんが
緋牡丹というさぼてんです。
縦に長いタイプのさぼてんの上に
丸い感じのぼんぼりみたいにくっついているので
どことなく愛嬌もあって可愛いのですが、
上のカラフルな緋牡丹だけでは生育は出来ないのです。
この緋牡丹はパラグアイ産の赤い斑点が入った種を
日本で改良した品種なのです。
葉緑素がないので、
緋牡丹単体では生育出来ない為に
下にあるさぼてんが必要となります。
接木さぼてんといわれる種類になりますね。
また緋牡丹はこのままの状態を維持するくらいなので
成長していく過程を楽しむことが出来ません。
鉢花ではなく切り花という感覚のさぼてんと認識したほうがいいですね。
赤いサボテンマミラリア（明日香姫）とは？
マミラリア（明日香姫）というさぼてんも
一見すると赤いさぼてんですが
これはトゲが赤いのでそう見えるのです。
元々トゲが赤いわけではなく
白いトゲに後から赤い色を付けているのです。
よく見ると上の方のトゲは
元の白いトゲの色をしている部分も見えます。
同じように青色とか別の色も付けられますね。
このマミラリア（明日香姫）は
緋牡丹と違ってどんどん成長していくので
増やしていく事が出来ます。
子株として分けていけば
可愛いさぼてんがたくさん増えて賑やかになりますね。
マミラリア（明日香姫）の育成方法
- 土が乾燥してからたっぷり水をあげる
- 冬場はあまり水を与えなくてもいい
- 出来るだけ日に当ててあげる
- でも当てすぎると葉焼けしてしまうので注意
まとめ
今のところ生育出来る赤いさぼてんというのは
残念ながらありませんでしたが
もしかすると今後は品種改良が進んで
赤いさぼてんが出てくるかもしれませんね。
赤くしたマミラリアも良いですが
トゲは白くてもいい感じなのがさぼてんの良さではないでしょうか。
