後悔などあろうはずがありませんのイチロー引退に共感出来ない!?

2019年3月21日

ついに世界の安打製造機イチロー選手が引退を発表しました。

まさに平成の終わりと共に偉大なる野球選手が

一つの区切りをつけたわけですがその引退会見を見て

共感が出来ないと思った人は少なからずいるのではないでしょうか?

 

 

イチロー選手の記録とは?

 

数々の記録を残した偉大なプロ野球選手であるイチロー選手ですが

 

わかりやすく最も優れた成績は通算安打数ではないでしょうか。

 

  • 日米通算 4367本
  • うち日本 1278本
  • MLB  3089本

 

この「日米通算」の安打数は世界最多安打数になります。

 

アメリカでのヒット数3089本だけでもMLBの22位の記録になるので

 

それ単独でも凄まじい数字であることは間違いありません。

 

 

イチロー選手の本当に凄いところとは!?

 

先述した通算安打数はもちろん盗塁数やWBCでの決勝タイムリーなど

 

記録だけではなく記憶に残るプレイの数々を挙げたらキリがありません。

 

 

ですが私が思う本当に凄いところは

 

大きな怪我をしない準備とケアを続けたこと

 

ここに長く現役を続けられた理由があると思います。

 

 

もちろんどんな野球選手も怪我は選手生命に直結するので

 

誰しも怪我しないように注意しているはずなのですが

 

多くの場合は怪我に悩まされその野球選手生命が短くなります。

 

 

また年齢からくる体力の衰えもさることながら

 

「気持ち」が萎えるあるいは緩むということは少なからずあると思います。

 

そこを引き締めるように面倒くさがらずに準備しケアし続けることは、

 

年を重ねるほど大変で面倒な作業になってきます。

 

 

これは実際に身体を動かして鍛えるということよりも遥かに難しいことであり、

 

気力を充実させ続けることは何よりも困難な試練だったのではないでしょうか。

 

イチロー選手はそれを長年続けまた結果として大きな怪我をしなかった理由は

 

「精神力」で準備しケアし続けた偉大な結果ではないでしょうか。

 

 

偉大なイチロー選手に共感出来ない!?

 

野球選手としての成績や取り組み方など

 

素晴らしいとしか言いようがないイチロー選手ですが

 

私は納得が出来ないというか共感出来ない部分がいくつかあります。

 

 

最低50歳まで現役を続けるという強い目的意思

 

何が何でも50歳まで現役とこだわるのであれば

 

MLBにこだわるのであればマイナー契約でもプロの野球選手として

 

歯を食いしばってやってほしかったと思います。

 

 

もちろんマイナーリーグの長距離移動や過酷な試合日程など

 

45歳のイチロー選手には体力的にも精神的にも耐え難いとは思いますが

 

MLBにこだわるのであればそれも甘んじて受け入れるくらいの

 

最優先事項として「現役」を選択して欲しかったと思います。

 

 

本人も「有言不実行」になったと引退会見で話していましたが、

 

日本球界に戻ってでも現役を続けて欲しかったという意見は

 

ファンや関係者の間で少なくなかったと思います。

 

 

記者とのインタビューにおいての話し方や表現

 

これは記者側の聞き方や準備の問題もありますが、

 

イチロー選手の話し方が私は昔から好きではありませんでした。

 

表情や選ぶ言葉のチョイスというのが恐らく私は気に入らなかったのでしょうけれど

 

何かしら「作った」感じといいますか変な違和感をずっと感じていたのです。

 

 

引退会見で若くして番付をあげられてからずっと期待に応えるべく大変だったと

 

言っていたのがその違和感の原因かもしれないなと思いましたが

 

最後まで私は「作った」感じの表情と言葉のチョイスは好きになれませんでした。

 

 

人それぞれ考え方はありますが、

 

もう少し一般的にわかりやすい言葉や表現で伝えて欲しかったなと思うのですが

 

もちろんそれは私を含め聞き手側の問題もあるので彼に非はないと思います。

 

 

相当言葉や行動に気を付けていたであろうことは想像できます。

 

むしろ気を付けていたがゆえにある意味自分らしさを解放せずに

 

凄い成績を残すプロ野球選手のイチローという

 

もう一人の自分を演じ続けたいたのかもしれません。

 

 

またもし自分がイチロー選手の様な成績を残して

 

若くして注目を集めるプロ野球選手であったとするならば

 

どういう立ち振る舞いをし

 

どういう発言をしたいいかという答えを

 

自分は持ち合わせていないと思った時に

 

イチロー選手の表情や言葉のチョイスに対する嫌悪感は少なくなりました。

 

 

 

後悔などあろうはずがありませんという言葉に共感出来ない

 

これはイチロー選手だけではなく偉大な成績を残した人や人物などが

 

「後悔はない」とか「思い残すことはない」と言いますが

 

凡人の私には理解出来ないのです。

 

 

やり切った感があったとしてもどうしても「まだやれたのではないか」と

 

思い残しや後悔は少しはあるのです。

 

 

性格もあるのかもしれませんが私には

 

「後悔などあろうはずがありません」

 

という発言は絶対に出てこないと思います。

 

 

悔いや後悔などないというくらいやりきってみたいと思う一方で

 

そういう感情を持ったら向上しなくなってしまうという恐怖感があるのです。

 

 

この相反する感情を打破するためにはイチロー選手のように

 

何か一つのことをやり抜いてそこから見える景色を見て

 

自分が何を感じ得るかを体験しなければいけないのかなと思います。

 

 

ですがまだ今は引退会見のイチロー選手のように

 

爽やかな表情で「後悔などあろうはずがありません」とは言えず

 

共感することは全くできない自分がいて

 

またそういう自分がいるということを改めて考えさせてもらえたイチロー選手の引退会見でした。

 

 

 

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