主に西日本で狐の嫁入りという言い方があります。
天気が良いのに雨が降ってきたという時に使いますが、
その由来は主に2つの由来となる説があるとか?
なんで狐の嫁入りっていうの?
天気がいいのに雨が降ってきた時に
「狐の嫁入り」
と言いますが何でどうしてそんな風に言うようになったのでしょう?
諸説ありますが
2つ由来となる説があります。
- 超絶照れ屋?の淑女狐は姿を見せぬ、いや見られちゃいけねえんだ説
- 号泣惚れたイケメンの為なら己を犠牲にしてまでも説
超絶照れ屋?の淑女狐は姿を見せぬ、いや見られちゃいけねえんだ説
キツネ界でのお話です。
キツネ界ではお嫁にゆくキツネの娘は
嫁ぐときに人間に姿を見られてはいけないという厳しいルールがあります。
それは普段から
ただの葉っぱをお金に見せて
人間を騙すというようないたずらをキツネはよくやっているので
キツネの娘が嫁入りするときは
この時ばかりと人間が邪魔をしてくるということが懸念されるからです。
相当冷やかされたり罵声を浴びたりして
照れてるわけではないですが顔が真っ赤になるかもしれませんね。
そこでキツネの娘が嫁入りする時には
わざと晴天の日を選び
婚礼の準備を進めておいて
当日晴れ渡る青空にもかかわらずわざと雨を降らして
慌てふためく人間を尻目に
ササッと嫁入りの儀式を人間の目にとまらぬうちに済ませてしまう為
と言われている説です。
これが狐の嫁入りの由来だというのが諸説あるうちの一つの説です。
キツネの娘さんも大変ですよね。
一世一代の晴れ舞台なのに人目を忍んで
姿を隠して目立たぬように婚礼の儀式をそそくさとするなんて^^;
号泣惚れたイケメンの為なら己を犠牲にしてまでも説
ある村が日照りが続いて作物が枯れてしまい
にっちもさっちもいかない状況になってしまいました。
その村では
雨乞いをする時には
必ずいけにえを天へ差し出すというのが掟になっていました。
ですがその村のちょっと知恵の回る人が
いつも騙されてばかりのキツネたちに仕返しをするために
今度はこっちが騙して差し出せばいいんじゃね?
と一計を案じます。
村1番のイケメンの竹蔵(たけぞう)を小顔のお紺(おこん)というキツネの娘と
偽装結婚させてこっちの村にきた時に
捕まえて差し出してしまおうと計画します。
もちろんイケメンにはこの計画は内緒に事を進めるのです。
このイケメン竹蔵は顔が良いだけではなく
誠実で働き者だったのでお紺も納得して嫁入りを決意します。
婚礼の準備をして嫁入りまでの間に
どんどんイケメン竹蔵も小顔のお紺もお互い好きになっていきます。
そしていよいよ祝言の日。
イケメン竹蔵は知ってしまったのです。
この嫁入りが偽りの祝言でお紺を捕まえて
いけにえに差し出そうという計画ということを・・・
祝言と偽って村へ誘い込み
お紺を捕まえて差し出そうとする計画だったんだ!
早く逃げるんだ!
ここは何とかごまかして時間を稼ぐから
お紺は早くここから逃げてくれ!
どうしたお紺、
早く逃げないと!
わたしは竹蔵さまをお慕いしております。
そして竹蔵さまの生まれ育った村も好きでございます。
・・・
わたしがあなたさまやあなたさまの村のお役に立てるのであれば
こんなに果報なことは他にありません・・・
お紺は幸せ者でした