縁起物として庭に南天(なんてん)をなぜ植えるの?のど飴関係ある?

庭先に植えると縁起が良いと言われている「南天」。

いったいどこが縁起物なのでしょうか?

なんてんのど飴との関係は?

 

 

南天を庭に植えると縁起が良いという理由

 

 

南天は「南天→難転」と考えられて厄を除けるとされています。

 

こういう語呂合わせは多いかと思いますがそこからの由来で

 

家の中に厄が入れないために庭先に南天を植えるということですね。

 

 

南天は本当の名前ではない!?

 

日本では縁起物の「南天」という印象ですが、

 

そもそも日本古来の植物ではなくアジア大陸の西あたりにある

 

インドや中国から入ってきた植物だと言われています。

 

 

名前も「南天竹」「南天燭」と言われている植物で

 

南天と呼ぶのは日本だけの様ですね。

 

日本での産地は和歌山県・奈良県・大阪府・兵庫県・岐阜県・山梨県など。

 

 

 

 

また「白南天」と「赤南天」があり厄除けで使うときに

 

「白南天」・・・北東の表鬼門

 

「赤南天」・・・南西の裏鬼門

 

に植えると良いとされています。

 

 

南天のど飴と「南天」は関係ある?

 

 

南天のど飴はまさに「南天」から作られていますので南天のど飴なんですね。

 

そもそも南天の実を煎じて飲むことで

 

咳止めとして昔から飲まれていたと言われています。

 

ですので南天の咳止めの効果を食べやすい飴にして

 

南天のど飴が出来たというわけですね。

 

 

 

 

また南天の葉を赤飯の上に乗せるというのは

 

単に厄除けというだけではなく、

 

南天の葉には「ナンニジン」という成分が含まれていて、

 

赤飯の温かさや水分で「チアン水素」が発生して、

 

赤飯の腐敗を防ぐ効果が期待できると言われています。

 

 

 

 

まとめ

 

南天が「難転」として厄除けや魔除けに使われるという語呂合わせだけではなく

 

実際に南天の実が咳止めの効果があったり葉っぱが腐敗防止の効果があるとは

 

知りませんでした。

 

また南天のど飴を作っている常盤薬品工業株式会社の本社が

 

兵庫県というのも納得できますね。

 

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